「美味しく食べられる病院食」は病気の治療や健康な身体づくりにおいて大切な要素の一つです。ドクターの治療方針に基づき、患者様一人ひとりの病態に合わせて、栄養価基準にあった適切な給食は治療効果を高めることにもつながり、健康回復に影響します。
そのような意味で、病院の食事は、治療効果を高めるために食べていただくことが最も重要だと考えています。また、患者様にとって日々のお食事は楽しみの一つでもあります。
美味しく、楽しんでお食事を召し上がっていただくために、出来るだけ手作りにこだわり、適時適温提供、彩りや盛り付け方にも気を付けています。
365日朝・昼・夕、安定したお食事を提供することが求められる病院・医療施設給食は、委託会社として大きな責任があることを理解し、病院様のパートナーとして、「安全・安心・おいしい」食の提供に努めています。

当社は、病院の管理栄養士様との協同により、病院におけるNST（栄養サポートチーム）や糖尿病バイキングなどへ積極的に参画し、最適な治療食メニューの提案に努めています。
お盆を下げるとき、患者様から「おいしかった、ありがとう」のメッセージが載せられるときはとても喜びとやりがいを感じます。単に治療の一環としての食事だけでなく、食の喜びを実感していただけるメニューを提案し、病院給食に必要とされる高度な専門知識と技術向上を図り、「美味しく食べられる病院食」づくりに努力を続けています。

かれいのあけぼの揚げ

豚のパン粉焼きセット

出産は新しい家族を迎えるビックイベントです。
ご家族と共にお祝いしたい、お母さんを労いたいというおもいと無事に生まれてきたお子さんのこれからの成長を祈念して、通常とは一味違うお祝い膳を提供しています。

お祝い膳（和洋食）

お祝い膳（ステーキ）

入院中のお食事を楽しんでいただけるよう、季節の行事等に合わせたお楽しみ食をご用意し、メッセージカードを添えてお届けしています。
外出することが出来ない入院中にお食事を楽しんでもらいたいというおもいから、四季のある日本特有の風土を活かした季節の郷土料理や、ご当地メニューなどにもアンテナを張りながらメニューを提案しています。献立の内容だけでなく、装飾にもひと工夫加えながら、彩りや見た目も重視してイベント食を提供しています。

ひなちらし膳

信州蒸し和膳

当社は公益社団法人日本メディカル給食協会主催「治療食等献立・調理技術コンテスト」に毎回積極的に参加し、受賞しています。
当コンテストは、病院等の食の提供に関し、食に対する評価や要望に応じるため、治療食、介護食の献立作成、調理技術及び下処理から盛り付けに至るすべての調理工程についての審査並びに試食を含めたコンテストを実施し、高度な調理技術の開発、食の資質の向上を行い、入院・入所者に、より良い治療食・介護食を提供することにより、国民医療・高齢者の福祉の向上に寄与することを目的としています。
毎年、コンテストへの参加を通して、病院などにおける食事のクオリティアップやチームワークの強化などを図っています。
当社は2018年８月24日に行われた第13回治療食等献立・調理技術コンテストにおいて治療食部門で厚生労働大臣賞を受賞しました。

テーマ「脂質異常症」 夕食の献立

表彰式